インプラント対談その2

TOP > インプラント対談その2 - ページ5

インプラント対談その2 歯科放談第一弾 インプラント談義

|5

歯学部の学生の皆さんへ!(最終回)

きぬた:
それでは最後に、これから歯科医師になる方々へのメッセージをお話しして終わりにしたいと思います。
ヨルグ:
わかりました。
きぬた:
先日、知り合いの歯科大学の教員の方から言われました。「私はよく学生に、開業医として成功されている、きぬた先生御兄弟の話をするんですよ。そうすると、学生達の眼が急に輝くのです。それはそうだと思いますよ。だって、朝から晩まで6年間も勉強させられた挙句、過酷な卒業試験や、最近ではかなり難しくなった、国家試験にも合格しなければならない。しかもその後に、歯科業界の不況が待っているなんて話では、ヤル気を失って当然ですから。」という話でした。それを聞いて、思い出した事があります。



私が学生の頃の話です。当時、私の出身大学では、同窓である開業医の先生の話を聞くという授業がありました。学生が目指す開業医の生の声を聴いて、何か参考にしてもらう、或いはヤル気を出させるという意図があったのだと思います。ところが、講義に来る開業医らの口から突いて出てくる言葉は「不景気だ、また近所に歯医者が出来た、食っていけない、患者が減り続けている、歯医者の社会的地位は低くなる一方だ」こんな話ばかり。

そういえば、その中に八王子の開業医がいました。
その彼も90分に渡り、どういう訳か、張りのある声で、しっかりとスライドまで作って、泣き言を繰り返していました。名前は忘れましたが、まだ営業出来ているのでしょうか?野垂れ死にでもしたのでしょうか?いずれにしても興味の範疇外ですが。彼らは、幾ばくかの謝礼を受け取って、講義した夜は大学職員と酒でも飲んでいたか、或いは帰途についたか。それがどうであれ、将来ある若者に対し、なんら価値を見いだせない講義を、しかもお金まで貰ってやってしまう彼らに怒りを覚えました。



しかし、一方で「ちょっと待てよ、こんな無能な人達でも、多少なりとも、収入がある訳で、もっと賢く仕事をしたら、案外やっていける業界ではないか。」とも思ったのです。実は私が八王子で開業したのは、前述した八王子の開業医の講義を聞いた事がきっかけです。そういった意味では大変感謝しています。
ヨルグ:
運命とは不思議なものですね。
きぬた:
おそらく、今現在も全国の大学歯学部で、似たような講義が繰り広げられているはずです。歯学部の学生の皆さんはこういった話をまともに聞く必要は全くありません。「あー、パッとしない先輩がノコノコやってきて、しゃべっているなー。」と心の中で嘲笑していればいいのです。
出来ればそこで質問してください。
「先生が立派な方だという事は、ここにいる皆が知っています。ですから、こんな所で話なんかしてないで、診療室の掃除とか、受付スタッフの教育とかされていた方がいいんじゃないですか?」って。
講義する人が開業医でなく、医局員であれば「先生、語るのはまだ早いですよ。だって我々と同様に、まだスタートラインにも立っていないじゃないですか。」と、進言して差し上げたら宜しいかと。
ヨルグ:
おっしゃる通りかもしれませんが、さすがに言えないと思います。(笑)
きぬた:
学生の皆さんには、自分が、将来こうありたいという姿をイメージして欲しいのです。友人や先輩に惑わされるのでなく、自分なりのグランドデザインを描くのです。何でもいいのです。
「無給でいいからアジアの恵まれない地域で活躍したい」
「大金持ちになりたいでもいい」
「過疎医療に携わりたい」
「地元に帰ってマイペースで診療をしたい 」
「一生勤務医で安定した生活を送りたい」でもいい。
兎に角、出来るだけ具体的に、頭の中でイメージするのです。
そうすることによって、答えが自ずと導かれるのです。こういったトレーニングをしておくと、その後に応用が利きます。

例えば、将来、地元で開業したいが、既に勢いのある〇〇歯科がある。どうすればよいか?などといった悩みも簡単に解決出来るようになります。 根性や気合は必要ありません。世の中の不景気も関係ありません。目標と、今の自分の置かれている状況を冷静に分析して、そのギャップを徐々に埋めていくのです。キチンと自分なりの方向性が出れば、あとはそれを実現するための、具体的な方法を考えれば良いだけですから。判断ミスをする事もあるでしょう。それでも、方向性がはっきりしていれば、自然と軌道修正が出来ます。ただし間違っても分院展開だけはしないでください。


ロマンを追うのであれば、何でもありですが、有利子負債と固定費が掛かり過ぎて、働けど働けど、わが暮らし・・・って人生になってしまいます。同級生に「俺って〇軒の医院を経営してるんだぜ~!」と自慢は出来ますが、それに憧れるのは、ワープア歯医者だけです。私が言っているのですから、間違いありません。本当ですよ。
ヨルグ:
なるほど、よく解ります。誰も疑ってはいませんよ。
きぬた:
有難う御座います。それにしても熱く語りすぎました。ところで、もっと色々な事を知りたい、聞きたいという学生さんもいらっしゃることでしょう。そういった方は是非、私の所まで連絡を下さい。
力になりますよ。出来れば、親御さんが歯科医師で無い方。未知の世界で不安なんですよね。
ヨルグ:
先生が味方に付いてくれたら、これ程、心強い事はないですよ!
きぬた:
ついでにと言っては何ですが、現在、実兄の医院で歯科医師を募集しています。
ヤル気満々の歯科医師、又は学生の皆さん、是非、見学にだけでも行ってみて下さい。開眼すること間違いなしです。私の経営に対する考え方も、実兄の医院で学んだものです。横浜市都筑区にあります。
名前は同じ「きぬた歯科」。電話は045-935-1186です。
何だか、実兄への援護射撃になってしまいました。(笑)
ヨルグ:
お互い協力すれば、相乗効果が出ますから、良いんじゃないでしょうか。
きぬた:
さて、歯科放談という事で、言いたい事を言い放ってきましたが、これをご覧になった歯科業界の方々に、少しでも何かのヒントになれば、本当に嬉しい限りです。
これでひとまず終わりと致しますが、私も皆さんも、戦いは続きます。私も更なる向上を目指します!
皆さんお互い頑張りましょう!有難う御座いました。
ヨルグ:
有難う御座いました。
きぬた院長の視点

「歯科放談」は終了後、歯科業界関係者から大変多くの反響を頂きましたので、「きぬた院長の視点」をスタートします!

インプラント対談の風景

|5

上に戻る